去る11月18日、国際通貨研究所理事長で前ADB（アジア開発銀行）総裁の浅川雅嗣様をお招きし、「アジア経済の見通しとリスク」と題した講演会を、青山のホテルアジア会館で開催しました。当日はこれまでと同様に会場参集とWeb聴講のハイブリッド方式とし、会場には約30名、Webからも十数名の方々が参加登録されました。

本講演では、まずアジア経済の現状と見通しについて、データや図表を用いた概況の説明がなされ、続いて経済見通しに対するリスクについて、いわゆるトランプ関税と中国の不動産市場の脆弱性を中心に説明がありました。
浅川様は、1981年大蔵省入省後、総理秘書官、国際局長、財務官などの要職を歴任され、また2020年1月から本年2月までの総裁時代を含め2度のADB勤務、フィリピン駐在も経験しておられます。日本経済・アジア経済の発展に貢献された御経験、御見識に基づき、現地事情も踏まえ、深い分析と興味深いお話を伺うことが出来ました。

講演内容は来年1月に発行予定の次号会報No.306に掲載しますので、そちらをご覧下さい。